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人生の半分変えてみたくない?
半分じゃなく全部でおねしゃーす!
習慣とは
習慣
日常の決まりきった行動のこと。長期間繰り返すことによって身に付いた行動。広義には決まりきった思考法なども含まれる。
基本的には無意識化で行われる。
習慣化すると感情は失われる
習慣化すると無意識下での行動になるため、行動に対する感情は失われる感情の法則というものがある。
嫌な事やつらいことは習慣化する事で継続しやすくなる。
一方、楽しいことも習慣化すると快感を感じなくなるため、変化を付けるなどの工夫が必要。
人間の起床時間の1/2~1/3は習慣的な行動
起きている時間の半分近くは習慣的な行動であるため、習慣をコントロールすることで自分の人生の半分をコントロールできることになる。
残りの半分は意識的に選択する行動になり、「意志力」が必要になってくる。
そのため、習慣をコントロールすることで無意識での行動を、意志力を鍛えることで意識できる行動をコントロールすることで、自分の人生はほぼコントロールできる。
習慣化のメリット
より高度なことにことに意識を向けられる
例えば、ゴルフの初心者は、クラブの持ち方、腕の振り方、目線などスイングに意識がとられてしまう。しかし、慣れてくるとスイングは無意識に行うことができるため、コースの攻め方など別のことに意識を向けることができる。
時間を短縮できる
同じ作業を行うにしても、習慣的に行なっている場合だと作業効率が圧倒的に高くなるため、時間が短縮できる。
習慣をコントロールする方法
習慣的行動の発動条件を記録し、習慣をコントロールする
無意識の行動の記録を取る
どのような場合にどのような行動をとるかを、場所、環境、気分など細かく分析することで、自分の習慣的な行動の発動条件(トリガー)を把握する。
良い習慣を増やし、悪い習慣を減らすようにトリガーを設置する
習慣的な行動の発動条件を満たした場合、意志の力で制御することは不可能ということを知ることが大切。
単発では制御可能でも、継続は不可能ということがわかっている。
そのため、発動条件となる環境を制御することが必要。
例えば、以下のケースである。
悪い習慣:ダイエット中の間食(お菓子)
トリガー:仕事のストレス、周囲に間食を咎める人がいない状況、手元にお菓子がある環境
失敗パターン:間食を我慢する ⇒意志の力でコントロールしようとする
成功パターン:お菓子を購入しない ⇒間食のトリガーの一つをなくす(環境を変える)
新しい習慣で置き換える
悪い習慣を変えるためには、トリガーをなくすことも効果的だが、新しい習慣で置き換えてしまうことも有効。
「間食をしたくなったらガムを噛む」のように、間食する行為とガムを噛む行為のように同時にできない行動に置き換えることがポイント。
習慣的行動のトリガーがない環境で生活する
引っ越しや旅行など、普段の習慣的行動の条件が整っていない環境に移る方法。他人との生活も効果的。
ただ、良い習慣も変わってしまうというデメリットがある。
習慣を変化させるコツ
既存の習慣を変化させるのではなく、新しく習慣化するための方法。
習慣化したい項目を絞る
一度に沢山習慣化をしようとしても、膨大な意志力の力が必要になりうまくいかないため、まずは一つ二つに絞って実践する。
小さな習慣から始める
いきなり「1日2時間の勉強」を習慣化しようとしても失敗する可能性が高いので、まずは1日10分など。継続できそうなことから始めていき、徐々に増やしていくほうが習慣化の成功率が高くなる。
組織習慣は長期スパンで考える
個人ではなく組織の習慣を変化させる場合は、古い習慣は残しつつ2~3年かけて徐々に変えるのがポイント。
短期での変更は反発も多く失敗しやすいが、4年以上だらだら時間がかかっても失敗しやすくなるので注意が必要。