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最近、面白いことがなくて退屈だ。。このままの人生だと死ぬ時後悔しそう
そんな時は「人生のゲーム化」を試してみてはどうかしら?きっと人生が楽しくなるわよ!
人生をゲーム化するメリットとは
まず初めに、人生をゲーム化するメリットについて解説します。
ゲームの一番の特徴は「楽しい」ということですよね。
ゲームで稼いでいる一部の人は除いて、多くの人は楽しくなかったらゲームをプレイしないと思います。
では、なぜゲームは楽しいのでしょうか?
簡単にまとめると、人間が「楽しい」「もっとやりたい」と思えるような仕組みが組み込まれているからです。
では、ゲームの仕組みを人生に当てはめたらどうでしょう?
もっと人生が楽しくなると思いませんか?
人生をゲーム化することで、人生もゲームのように楽しくすることができるです!
「楽しくなる」とは「楽しくないことが少なくなる」と言い換えることもできます。
人生をゲーム化することで期待されるメリットを記載しておきます。
- 嫌なイベント、つらいことをポジティブに変換できる
- 物事を深刻に考え過ぎない
- 日常の出来事から多くの学びを得ることができ、自分の成長を実感できる
- 自分の長所が見つかる、強みができる
- 効果的にアイテムを選択、活用できる
詳細を知りたい方は、以下の記事にまとめておりますので参考にしてみてください。
人生をゲーム化する方法
ゲームにはシミュレーションゲームやアクションゲームなどいくつかのジャンルがありますが、人生のゲーム化を考えると「自分というキャラクターを演じるRPG」というジャンルが一番ぴったりだと思います。
そのため、RPGの設定をベースにゲーム化する方法を紹介していきたいと思います。
また人生ゲーム化においては、ゲーミフィケーションの考え方も参考になりますので、興味のあるかたは以下の記事も参考にしてみてください。
人生ゲーム化で一番重要なこと
人生をゲーム化する方法の中で絶対に抑えていなくてはいけないことがあります。
それは、
- 自分自身が人生をゲームだと思い込むこと
- 積極的に人生というゲームを楽しもうとする姿勢
の二点です。
どんなに細かい設定を詰めても、自分がゲームだと感じることができて楽しめなければ意味がありません。
まずは、自分がゲームだと思いこみ積極的に楽しもうとすることが何より重要です。
それができれば、その他の細かい設定はそこまで重要ではありません。
しかし、ただ思い込むといことは難しいので、少しでもゲームだと思い込みやすいような設定、楽しみやすい設定について紹介します。
大枠の、人生自体をゲームと考えた場合の設定例については、以下にまとめてますので参考にしてみてください。
目的、敵、ルールを人生に当てはめる
人生ゲーム化のバイブルである「人生ドラクエ化マニュアル」で提唱されている方法です。
ゲームというのは、「目的」「敵」「ルール」で構成されているので、それぞれの要素を人生に入れ込むことで、人生を楽しいゲームにすることができます。
「目的を達成するために」、「ルールに沿った」、「敵との楽しい闘い」
それぞれの構成要素を設定するためのポイントについて説明します。
目的:わくわくするような目的を自分で決める
自分がワクワクドキドキする事
好きで好きで、たまらない事
ヤリたくてヤリたくてたまらない事
強烈に実現したい夢
当たり前のことですが、目的はポジティブなものにしましょう!
もし目的が見つからない場合は。図書館や友達の家に行ってみるなどしてゲーム目的を探す冒険に出てみるのもよいでしょう。
目的設定は大事な項目ですが、人生を通した大きなゲーム目的は簡単には見つからないでしょう。
そのため、まずは小さな目的を設定してみれば良いと思います。
RPGでも、いきなり世界を救うという目的のために行動するのではなく、村のトラブルの解決などから段階的にはじまっていく作品も多くあります。
小さな目的を達成したら、次の目的を設定する、といった具合です。
敵:人生の敵との闘いを楽しむ
人生に登場してくる敵を、ドラクエのモンスターやパズルに見立てて、その敵との闘いを楽しめばよい!
敵の存在をマイナスに捉えず「発想の転換」「闘いを楽しむ姿勢」の特に大切です。
人生ゲーム化の一番のメリットは、人生で直面する敵や困難を、「やりがいがある」「自分の成長のための経験を積ませてくれる」「攻略法を考えるのが楽しい」とポジティブに変換できる点だと思います。
そのことを意識するだけでも人生がずっと楽しくなります。
ルール:ルールを味方につけゲームを楽しむ
ゲーム目的は自らの意志で自由に追加変更可能
選択可能なコマンドは無数にある
勝っても負けても途中で逃げても敵と闘うと経験値増加
世界は偶然に支配されている(事前シナリオ無)
人それぞれ得意分野が異なる
全ての行動の結果はプレイヤーにリアルタイムに直接フィードバックされる
制限時間が来ると突然強制的に電源オフ(死亡)
コンティニュー不可。一からの再ゲームすら不可
ルールがあるからこそゲームに緊張が生まれ面白くなるのです。
ゲームルールの中で大事な項目は、ゲームのルールをポジティブに考えられるかどうかです。
例えば、「選択コマンドは無数にある」というのは、ポジティブに考えると、「自由度が高い」となりますが、「毎回無数の中から数少ない正解(有効)の選択肢を探さなくてはいけない」とネガティブに考えることもできます。
折角なら前向きに考えるようにしましょう。
現実にゲームの要素を取り入れる
ゲームのワード、フレーズに言い換える
大事な事なので繰り返しますが、人生ゲーム化のポイントは、如何に人生をゲームだと思い込み楽しむことができるかということです。
そのために、自分がゲームだと感じられ、楽しめそうな要素はどんどん取り入れていきましょう。
例えば、普段使っているワードやフレーズを次のように変換します。
元のワード | 変換後 |
会社 | ギルド |
仕事、課題 | クエスト、ミッション |
転職 | ジョブチェンジ |
会社員、サラリーマン | 冒険者、企業戦士 |
特技 | スキル |
家電、電化製品 | 魔道具 |
プロフィール | ステータス |
対人に対する言葉、考え | 魔法 |
機能的な付加価値 | エンチャント |
ちょっと中二病のようにはなってしまいますが、ワードやフレーズは世界観に入り込むためには大切な要素です。
声に出したり文章にしたりしなくてもいいですが、頭の中だけでもワードやフレーズを言い換えてみましょう。
ゲームの表現を取り入れる
ゲームのワード、フレーズに言い換えるに近いですが、ゲーム内で使われている表現を使うことも効果があります。
例えば、ゲームにはアイテムや魔法などの説明書きがありますよね?
その表現などを真似て現実に取り入れてみるというイメージです。
ゲームの表現を取り入れるということの具体的な例を教えるわね!
例えば、ドラクエの回復アイテムである薬草は次のように説明されています。
やくそう(薬草)
古くから伝わる傷薬です。この薬を飲むと、その人の生命値(HP)が、回復します。薬草は、道具屋などで買うことができます。
※引用:「FC版 ドラゴンクエスト2 説明書」
この説明書きを真似て、実際の商品の場合で考えてみるということです。
スマホ
万能系アイテム:現代人の大多数が保有している手のひら大のサイズのアイテム。メール、通話といったコミュニケーションツール、インターネット接続、写真や動画の記録等、様々な機能が備わっている。時間と体力を消費する「中毒・依存」のエンチャントが付与されており多くの人がこの効果に悩まされているが、一度かかってしまうと解除するのは容易ではない。
もちろんアイテムの説明書きでなくても、ストーリーやキャラクターの役割などの表現を取り入れるてみるといったことでも問題ありません。
ゲームのアイテムやスキルの説明書きを現実に当てはめるというのはあくまで一例ですが、いろんなメリットがあるのでかなりおすすめの方法です。
アイテムや魔法の表現を取り入れることのメリット
少し脱線しますが、ゲームのアイテムや魔法の説明書きを現実に当てはめるということのメリットについても紹介します。
ゲームの説明書きというのはシンプルで分かりやすいですよね。
商品をシンプルで分かりやすく表現するためには要約力が必要になるので、取り入れるようとすることで要約力を鍛えることができます。
また、商品を要約することは、自分が商品に対してどのような印象を抱いているかを整理することにもなります。
要約してみることで、「必要なかったかも」「買ってよかった」など、わかってくるので、本当に必要な物を買うための指標にもできます。
魔法やスキルなどでも同様です。
自分が身につけたこと、学んだこと、考え方などを、魔法やスキルと置き換えてゲームのような説明書きをつけようとすると、自分の学習内容の理解の手助けや定着化に役立ちます。
以下にサンプルを示すので、是非参考に試してみてください。
商品:アイテム
栄養ドリンク
ドーピング系アイテム:疲労時に使用すると一時的に元気になれるアイテム。カフェイン、糖分、アルコール、ビタミン類などが高濃度で配合されているため、摂取してしばらくは一時的に元気になることができる。しかし、体力が回復しているわけではないので、効果が切れると服用前以上の疲労感が襲ってくる。中毒性があるが、常時服用していると活性化は低くなるため、ここぞという時のみ使うべきアイテム。
身につけたこと、学んだこと、考え方:魔法、スキル
コピー&ペースト(通称コピペ)
簡易模倣スキル:文章やデータなどをコピーし、別の場所にペーストするコンピュータースキル。テンプレートがある書類等の作成には向いているが、創作物など独自性がある物に対して無断で行うと、「著作権」と呼ばれる大きな力が働き、社会的、金銭的に大ダメージを受けるリスクがあるため、使いどころに注意が必要である。
先延ばし(後でやる)
自己肯定魔法:本来は「やらなくてはいけない」ことを、「やらなくてもよい」「やれなくてもしょうがない」という言い訳を考え先延ばしにする魔法。その場の心理的ストレスを軽減する効果があるが、先延ばししたことを終えない限りじわじわと精神力を削る。また、先延ばしした反動として大きな損失等が生じる可能性があり、作業の重要度に比例して損失が大きくなる傾向にある。主な使い手はダメ人間で、賢者は使わない。
パワハラ
攻撃魔法:ハラスメント系の魔法の一つで「セクハラ」と並んで最もポピュラーな魔法の一つ。自分の地位や立場の優位性を利用して、相手に精神的、肉体的にダメージを与える魔法。一昔前は、対策法のない無敵といっても良い最強の呪文であったが、最近では「パワハラ」を指摘する「パワハラ返し系の魔法」が発明され、パワハラを唱えた術者に対して非常に強力なカウンター効果を発揮するため、パワハラの使い手は減ってきている。
自分というキャラクターを設定する
「人生」というゲームの主人公はもちろん自分自身です。
そのため、自分というキャラクターの設定をしましょう。
ゲーム内での職業を設定する
目的を決めたら、ゲーム内での職業を設定することをお勧めします。
人間は与えられた社会的役割や状況に大きく影響を受けます。
例えば、「頼りなさそうな人でも、管理職にすれば管理職らしく振舞うようになる」といった具合です。
この効果を利用して、なるべく自分が理想とする能力がある職業を設定するようにしましょう。
現実の職業、架空の職業でもなんでも良いです。自分なりに特徴を書きだしても良いでしょう。
プロブロガー
ブログを運営、公開し、同時に表示される広告によって収入を得る職業。文章で人を惹きつける能力に優れている。文章力以外にも、webサイトの集客力、SNSでの発信力、カリスマ性など様々な能力を備えているタイプがいる。時間や場所に縛られない。
企業戦士:ディベロッパー(研究開発職)
製品を開発することを職務とする人。高い専門性、奇抜なアイディア、論理的思考を武器とし、世の中にない新たな価値を創造することができる。情報収集力、忍耐力に優れているタイプが多い。
職業を設定するにあたり、もの凄く参考になる書籍に「日本の給料&職業図鑑」という本があります。
そのまま丸パクリしても十分使えますが、少しアレンジして能力を追加しても良いと思います。
自分の能力、特技を洗い出す
自分の目的に対して有効だと考えられる能力や特技などを洗い出してみましょう。
自分の持っている武器を整理することができ、また、どの能力を伸ばすべきかもわかりやすくなります。
上述のように、ゲーム感を出すためにスキルや魔法として設定し、要約することをお勧めします。
そして、新たな知見を得たらどんどん追加して改良していきましょう。
回復魔法:雑念を追い払い一点集中することで疲労を回復する。
瞑想は脳のつくりまで変えてしまい、集中力、感情のコントロールにも役立つということを学ぶ
回復魔法:雑念を追い払い一点集中することで疲労を回復する。脳の作りにも影響し、集中力、感情のコントロール力も上がる
能力、特技などを洗い出す時のポイントは、人との比較ではなく「自分が能力、特技だと感じられるか」で判断することです。
自分の能力を数値化する
数値で管理すると自分の成長が実感しやすくなるので、自分が伸ばしたい能力はなるべく数値化しましょう。
ダイエットや運動などは、歩数計や体重計を使うことで簡単に数値化できます。
発想力などは「制限時間内に何個アイディアを出せるか」、勉強などは「確認テスト」などで、工夫すれば数値化することができます。
問題は、数値化が難しい項目です。
例えば、マネジメント力、免疫力、ストレス耐性などは、数値化することは難しいですし、程度を客観的に判断することもできません。
このような項目の場合は、能力自体を数値化するのではなく、能力を伸ばすために費やした時間や行為で管理しましょう。
マネジメント力であれば、「マネジメントが試される状況を経験:10pt」「マネジメントを本で学習:1pt/h」「マネジメントに関するセミナーに参加:5pt」等です。
ここでポイントなのは、「1週間マネジメントについて何もしなう:-10pt」「マネジメントに失敗:-5pt」のようにマイナスになる要素を入れ込んでおくことです。
ゲームでは、一度身につけたりレベルが上がったら、何もしなくても下がることはありませんが、現実ではある程度身につけるか継続しないと、能力が低下したり忘れてしまうからです。
数値化すると、自分の努力や成長が目に見えるので自信にもつながるので、ぜひ行いましょう。
記録を付ける
ドラクエには「冒険の書」で冒険の進捗や自身の成長を記録できますが、人生ゲーム化においても冒険の書のように記録を付けるようにしましょう。
ゲームが楽しめる要素の一つに、自分の現状や進捗がわかりやすい、レベルアップなど成長がわかるといった特徴があります。
しかし、現実では、1日で大きく何かが変わったり成長を実感したりといったことはほとんどなく、毎日の小さな積み重ねにより徐々に変化していきます。
変化スピードはかなり緩やかであることが多いため、大抵の場合変化に気づけないでしょう。
ただ、毎日記録を付けていれば、過去を見返すことで、進捗や成長などが実感できるようになるでしょう。
記録の仕方や量については特に決まりはないですが、1日の最後に日記のような形で記録するのが始めやすいと思います。
決まりはないといいましたが、お勧めの項目を紹介します。
目標に対する進捗を記載する
目標に対して行ったことをどんなに小さなことでもいいので記録しましょう。
記録をつけることで、目標のことを毎日意識するようになり、目標達成に関する行動をとりやすくなります。
また、目標に近づいていないように感じても、小さな積み重ねを続けていることが可視化されれば、頑張ろうといったモチベーションの維持にもなります。
自分の成長に対する記録を付ける
RPGの楽しみ方の一つに、キャラクター育成があります。
人生ゲーム化を考えるのであれば、主人公である自分を成長させレベルアップしましょう。
自分の成長を実感しやすいように、成長を記録するというのは効果的な方法です。
成長を実感できるということは、前向きに物事を進めていくためのエネルギーにもなります。
レベル上げの方法については、以下の記事にまとめていますので参考にしてみてください。
まとめ
人生をゲーム化する方法を紹介しました。
大切なことなのであえて最後にもう一度繰り返しますが
人生をゲームだと思い込み、積極的に楽しむこと
を忘れないで下さい。最も大事なことです。
楽しむ姿勢がないと「人生は糞ゲー」になってしまいます。どうしても悲観的に考えてしまう人は、視点を変えてみると人生を「糞ゲー」から「神ゲー」にすることができるかもしれないので、試してみて下さい。