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どうも、リベルタです!
人生をゲームと考えた場合、あなたにとって「人生」とはどんなゲームでしょう。
このテーマはネットでも盛んに議論されており、「人生は神ゲー」という人と「人生は糞ゲー」という人がいます。
ネタで煽っている人も多いことも理由だと思いますが、ネットだと「糞ゲー」派の方が多く感じます。
ただ、どうせプレイするなら「神ゲー」がいいですよね。
今回は、「人生を神ゲー」にする方法についてお話ししたいと思います。
神ゲー化できれば、こんなサイト見てないで自分の「人生」というゲームに熱中してるはずよ!
人生は神ゲーか糞ゲーか
それでは、まず「人生は神ゲー」という考え方、「人生は糞ゲー」という考え方を紹介します。
人生は神ゲー
- セーブできないシビアなシステム
- 本気で頑張るとぎりぎり倒せるように絶妙のバランス調整された敵
- 全てのキャラが深い人間性と歴史をもって登場する
- グラフィックが綺麗、BGMの種類がほぼ無限
- とんでもなく複雑で洗練されたシナリオ
- 自分を愛してくれるキャラがいたりする
- 無料
※「人生は神ゲーだ」というプラス思考で人生を変える方法 引用
「人生は神ゲー」という人生をゲームに例えた文章(コピペ)の要約版です。
このコピペを見ると、人生をゲーム化した場合のゲーム設定をポジティブに捉えると、人生は神ゲーだということが分かります。
興味がある人は「人生は神ゲー」のサイトで全文が見れますので参照ください。
人生は糞ゲー
- セーブできないシビアなシステム
- 本気で頑張ってぎりぎり倒したと思ったら、実は傀儡や劣化コピーに過ぎない敵
- 全てのキャラがあなたにほとんど興味を示さない、圧倒的リアリティ
- グラフィックが綺麗すぎ、というかレンダリングしてない
- 人間が作ったとは思えない投げっぱなしで残酷なシナリオ
- 自分を愛してくれるように見えるキャラはいるが、本気で愛してくれるキャラはいない
- 生きているだけで金をとられる。
「人生は神ゲー」というゲームの設定を全てネガティブに捉えると「糞ゲー」になります。
全文詳細は「人生は糞ゲー」を参照下さい。
神ゲーか糞ゲーかは考え方次第
このコピペでも分かるように、同じ出来事、設定なのに、視点によって評価が変わってしまいます。
コップの水が半分入っているのを見て、「まだ半分ある」「もう半分しかない」と意見が分かれるのと同じです。
ポジティブかネガティブかということです。
ただ、ポジティブ思考が良くて、ネガティブ思考が悪いというつもりはありません。
元々ネガティブに考える人が、ポジティブ思考をしようと思っても、うまくいかないどころか、マイナスに働くこともあります。
ポジティブ思考だと、リスクを見ることができない、努力をしなくなって成果がでない、というマイナスな効果を及ぼす研究もあります。
そのため、「糞ゲー」を「神ゲー」にするためには、単純にネガティブ思考をポジティブ思考に変えれば良い、というわけではなく、「ゲームの目的」に対する考え方が重要になってくると思います。
では順を追ってお話しします。
糞ゲーを神ゲーに変える方法
現状を受け入れて未来を悲観しない
人生は糞ゲーだという人たちには様々な意見がありますが、代表的な意見としては次のようなものがあります。
- 初期設定(キャラメイク、難易度)に個人差がありすぎる
- セーブできない、誤った道に進むと戻れない
- ジョブチェンジの難易度が高い
さて、これらの意見には共通点があります。
それは、現状に不満を抱えているということです。
- 現状の自分に満足していないから、初期設定が悪いと思う
- 人生をやり直したいからセーブ機能が欲しくなる
- 現状から抜け出したいから新しい道を選択したい
人生というゲームの、今、この時が不満だと、ゲーム全体が楽しくない、糞ゲーだと思ってしまうのは仕方ないとも言えます。
この思考は一般的なゲームにも共通します。
ゲームをやっていて「楽しい」と感じれば神ゲーになりますが、「飽きる」「うまくいかなくてつまらない」と感じると、糞ゲーとなることと一緒です。
過去の楽しかったことを思い返す
人間は心理的にも現状に不満を抱きやすいことが分かっているので、今だけを基準に人生というゲームの良し悪しを判断すると、糞ゲーになりやすいです。
人は何か良いことがあっても、すぐにそれを当たり前だと思ってしまい、より良いものを求めるようになる、という「快楽の踏み車」という心理効果があり、現状に満足できなくなりやすいのです。
思い返してみて下さい。
昔は楽しかったという人も多いのではないでしょうか?
実は、ポジティブな感情を伴った記憶の方が、ネガティブな感情を伴った記憶より思い出しやすい「ポリアンナ効果」という心理効果があるので、過去は美化されやすいはずです。
そして、楽しかった当時であれば、人生を糞ゲーだとは思わなかったと思います。
もちろん「過去も含めて何も楽しいことがなかった⇒人生は糞ゲー」という人もいるかもしれません。
ただ、中には本当は楽しいことがあったはずなのに、「自分には楽しいことがなく不幸な人生を過ごしてきた」と思い込んでしまう人もいます。
「不幸自慢」をする人や「悲劇のヒロイン症候群」の人で、不幸を周囲にアピールすることで、他人の同情、関心を引いたり、自分の心のバランスを取る人達です。
そのタイプの人たちは、人生が糞ゲーだと思っているのではなく、糞ゲーだと思わなくてはいけない、糞ゲーのはずである、といった心理が働いているので、人生が神ゲーか糞ゲーかといった本質的な部分から少しずれてきますので、ここでは除外します。
未来は自分次第
今が楽しくないからと言って、今後も楽しくないとは限りません。
「昔は楽しかったけど、今はつまらない⇒糞ゲー」
となるように、
「昔はつまらなかったけど、今は楽しい⇒神ゲー」
となることもあります。
未来はまだ決まっていません。
そして、将来的に自分が人生を満足できるかどうかで「神ゲー」になるか「糞ゲー」になるか決まってくると思います。
そのため、現状に不満を抱いているかもしれないということは受け入れつつ、未来について無条件に悲観的に考えず、自分次第で変わるということを認識することが、「糞ゲー」思考から脱却するためのポイントになります。
「ゲームルールもどき」に惑わされない
そんなことを言っても、未来を悲観的に考えてしまう人もいますよね。
悲観的に考えてしまう理由の一つに、間違った固定観念を持っている、ということが挙げられます。
これは、「人生ドラクエ化マニュアル」という、人生ゲーム化に関する本で使われている言葉を借りると「ゲームルールもどき」になります。
一見、ゲームルールの様に見えて、実際は、ゲームルールでも何でもない、ニセのゲームルールの事だ。
※「人生ドラクエ化マニュアル」引用
ゲームルールもどきの例としては次のようなものがあります。
「良い学校、大企業に入らなければ幸せになれない」
※「人生ドラクエ化マニュアル」引用
実際に、幸せになるための方法は無数にあり、「良い学校、大企業に入る」というのは幸せを目指すための選択肢の一つにすぎません。
しかも、それで幸せになれるかどうかも怪しいものです。
「お金持ちになる」ということも同様です。「お金持ち=幸せ」と考える人が多いですが、お金持ちになっても幸せになれるわけではなく、お金は幸せになるための手段の一つにすぎません。
そのことを理解していないと「良い大学、大企業に入る、お金持ちになるなんてハードルが高くて自分には無理だ」と未来を悲観的に捉えてしまうのです。
ゲームルールもどきを見抜く方法としては次の方法が提唱されていますので、騙されないようにしましょう。
その支配力の強度や、例外の多さに着目する事によって見分ける事ができる!(支配力が弱いもの、例外が多いものは間違いなく、ゲームルールもどきだ)
※「人生ドラクエ化マニュアル」引用
成功者を目指すのではなく、楽しもうとする姿勢が大事
人生というゲームの目的を「成功者になること」としている人もいると思います。
成功者の定義は人により異なりますが、ここでは、多くの人がイメージする富と名声を持っている人を成功者だとします。
成功者になるのは大変です。障害も多く非常にハードルが高く、運の要素も絡んでくるので、自分の苦手分野ではとても成功できないでしょう。
ただ、自分の得意分野を活かすということは思いのほか難しいです。
例えば、RPGなどの「ゲーム」とリアルの「人生(ゲーム)」の違いとして、自分の能力が分からない状態で、重大な選択をしなくてはいけないことがあります。
RPGでは、「回復、攻撃魔法が使えてMPが優れているから賢者を目指そう」と、キャラクターの能力を元に将来的な方向性を判断できます。
しかし、現実では、自分のパラメーターや能力、特技がわかっていない状態で、理系文系といった進路や職業を選択しなくてはいけないので、自分の特徴を活かせないことは珍しくもありません。
これも、リアルが糞ゲーと言われる要因の一つでしょう。
しかし、ゲームルールもどきでも述べたように、富と名声があることが幸せとイコールというわけではありません。
それなのに、私たちは漠然と成功者になりたいと考えてしまいがちです。
この考えがダメだというつもりはありませんが、大事なのは成功者のステータスに注目するのではなく、成功者の様子に注目することだと思っています。
成功者は人生を楽しんでいるように見えませんか?
私は成功者と言われる人達は、人生を楽しんでいるように見えます。楽しそうに見えるからこそ、漠然と目指す人が多いのでしょう。
富と名声を手に入れて成功者になったから楽しいのか、人生を楽しんでいたら成功者になったのかはわかりません。
恐らくどちらのパターンの人もいるでしょう。
それだったら、成功者を目指すのと、楽しむのでは、楽しんだ方が良いと思いませんか?
人生が成功者を目指すゲームであったら、どこかで自分には無理だと考えてしまったり、障害の多さに絶望してしまうかもしれません。
それだと糞ゲーになってしまうでしょう。
ただ、楽しむことを目的にしたらどうでしょう。
ストーリーの分岐の先には成功者も含まれますが、仮に成功者になれなくても、ハードルの高さに絶望するようなこともありません。
人生というゲームの目的を、成功することではなく、楽しむことに変更することでも、糞ゲーではなくなってくると思います。
人目を気にしない:人の数だけストーリーはある
人は人、自分は自分
人間は社会的な動物なので、他人と比較して自分自身を評価する性質があります。
そのため、つい人と比較して自分が幸せかどうか判断してしまいます。
ゲームルールもどきにも共通しますが、多くの人が幸せだと思っていることが、自分にも幸せなことであると思い込んでしまうのです。
この考えが当てはまる人は良いですが、そうでない人もいます。
例えば、結婚して家庭を築くことが幸せであるという考え方もありますが、家庭を築くことを考えず自分のやりたいことだけを突き詰める人生のほうが幸せと感じる人もいるのです。
人それぞれ幸せの形は違うので、世間や周囲の人と比較して幸福度を判断するのがよい場合ばかりではありません。
自分らしい幸せを求めることが、糞ゲー思考から脱却するための方法の一つです。
自分には自分のストーリー、楽しみ方がある
人生は、自分が主人公のゲームだから、陽の当たるサクセスストーリーをイメージしている人も多いと思います。
そのため、現状に不満があり、自分のゲームの主人公のイメージとことなると糞ゲーだと思ってしまうのではないでしょうか。
しかし、RPGを考えてみて下さい。全てのゲームの主人公が、幼少期から勇者としてサクセスストーリーを歩んでいたわけではありません。
村人として青年期までをモブキャラのように過ごし、その後、世界平和を目指す旅にでるというストーリーの作品もいくつかあります。
また、課金システムがあるオンラインゲームで考えてみましょう。
課金しまくって、ランキング1位を目指すのも有りですが、無課金や微課金でも工夫することで十分楽しめますよね。
ランキング1位になれたら、最初は満足感があるかもしれませんが、すぐにやることがなくなってしまいます。無課金でコツコツ工夫しながら進めていく方が、長く楽しめるかもしれません。
これは人生にも適用することができる考え方だと思います。
人によって展開は異なり、人の数だけストーリー、楽しみ方があるのです。
早くから勇者になる人もいれば、遅咲きの人もいます。また、必ずしも勇者になる必要もありません。
人と比較するのではなく、自分らしいストーリーを楽しむ姿勢を忘れないようにしましょう。
おわりに
自分の人生が糞ゲーで良いと思っている人はいないと思います。
皆、神ゲーをプレイしたいはずです。
ネガティブ思考をポジティブ思考に変えるのは難しいと思いますが、視点や着目点を変えることで人生というゲームの見え方が変わってくることがあります。
記事で紹介した内容に限らず、自分独自の方法で良いので、人生を神ゲーとして楽しみましょう。